田村医師会会長から住民の皆様へ

新型コロナJN.1株について

インド・中国・イギリス・アメリカで急速に拡大しているJN.1株は、すでに日本にも入っており、昨年11月末から12月初め(3日)で行われたゲノム解析の結果、東京都におけるJN.1株の割合は17.6%と前週の4.3%を大きく上回っていたとのことでしたので、現在はさらに多くの割合を占めていると思われます。

JN.1が従来の株と比べて重症度が高くなるという所見はないようですが、JN.1株になってから実際のコロナ患者数が増えていることは確かです。

高齢の方や基礎疾患を持つ方が罹患した場合、一定期間の入院隔離が考えられますが、感染拡大にしたがって入院患者数も上昇しています。

このJN.1株は、従来株より感染しやすいか、免疫システムを回避する能力が優れておりJN.1が今後継続して増えていく可能性が高いという発表がなされています。

症状は発熱・咳・息切れ・呼吸困難・倦怠感・頭痛・喉の痛み・鼻水・鼻づまり・下痢・嘔吐など多彩になる傾向があり、従来のワクチン・検査が有効と言われます。

まだ流行中のインフルエンザも含め感染症の予防行動を怠らずにお過ごしください。

周囲の方々にも注意喚起をお願いいたします。