田村医師会長から住民の皆様へ 感染症流行とワクチン接種について

令和5年9月20日から新型コロナウイルス感染症オミクロン株に対応した1価ワクチン(XBB対応ワクチン)の接種が開始されています。

田村地域では三春町が9月20日から町内の医療機関で開始し、小野町では10月10日から町内の医療機関で接種が開始されました。田村市では10月末に接種開始です。

5月に感染症分類が2類から5類に変更されてから行動規制がなくなって市場経済が活性化されるとともにコロナの感染者も増加し第9波に入りました。

その後今になって少し沈静化したように見えますが、把握されていない陽性者はかなりの数になると思われます。例年(これまでの3年間)年末年始に新型コロナの流行がみられます。

厚生労働省のホームページには新型コロナウイルスワクチンに関する情報が掲載されています。皆様には十分な情報を得たうえで接種に関する計画を立てていただきたいと思います。

*新型コロナウイルス感染症の予防接種に関する情報は厚生労働省のホームページに掲載されています。

 

新型コロナもさることながら、今年のインフルエンザの流行には皆さんも驚いていらっしゃるのではないかと思います。
春ごろから日本各地で流行の兆しを見せていましたが、各地で学校閉鎖に追い込まれるような事例が頻発しています。この地域でも中体連の時期にインフルエンザにかかって出場できなかった生徒さんがいました。

インフルエンザの感染は、ますます増加することとみられます。学校などの集団生活の場ではどうしても感染力の高いコロナやインフルエンザは拡散してしまいます。家族にも感染しますからよほど効果的な予防策を講じないと感染拡大は免れないでしょう。このまま流行が治まらずに新型コロナとインフルエンザの同時流行が続行したまま年末年始をむかえた場合、重篤者の病床不足が心配されます。油断せずに予防に努めましょう。

*2023年~2024年の季節性インフルエンザワクチンの情報は厚生労働省のホームページに掲載されています。