田村医師会長から皆様へ

新年度を迎えました。

田村医師会は令和6年度も管区の田村市・三春町・小野町・周辺自治体・関係団体と協力して以下の委託事業を遅滞なく進めてまいります。

継続する自治体委託事業
*田村地方定期予防接種事業
*任意予防接種助成事業
*健康増進法に基づく保健事業
*乳幼児健診事業
*施設がん検診事業(肺がん・大腸がん・乳がん・子宮頸がん・胃がん)
*田村地方在宅当番医制事業
*田村地方夜間診療所 医師・看護師派遣事業
*特定健康診査・後期高齢者健康診査
*田村地方在宅医療・介護連携推進事業
*葛尾村診療所 医師・看護師派遣事業
*川内村乳幼児健診小児科医派遣事業

継続する教育委員会委託事業
*学校医健診(内科・眼科・耳鼻科)

継続する福島県警察委嘱事業
*警察医(検案業務)

このうち特定健康診査・後期高齢者健康診査に関しては受診率の向上と特定保健指導の強化を目標に本年度福島県が推進する「減塩」「禁煙」「脱肥満」を重点とした健康づくりの取り組みを医療側からも推し進めていきたいと考えます。

また糖尿病の悪化で透析が必要になる人を少しでも減らしていくことを目標に進められております福島県糖尿病性腎症重症化予防プログラムを、県中保健福祉事務所・相双保健福祉事務所と相双地区を含む市町村の担当課と協力して推進してまいります。

田村地方在宅医療・介護連携推進事業に関しては、在宅医療実施医療機関及び医師の確保、医療・介護に携わる多職種の連携強化等を進め、住民の皆さんが高齢になっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けるため、切れ目のない医療・介護サービスを提供するという目的にそって田村地方在宅医療・介護連携支援センターを運営し、地域包括ケアシステム構築の一端を担ってまいります。

さらに、学校医が毎年実施しております学校健診事業に関して脊柱側弯症の健診精度を向上させる取り組みを教育委員会と連携して実施してまいります。

また、総会で会員の賛同を得られた暁には、福島県県中保健福祉事務所、管区自治体と連携する新規事業として田村地方の障害者総合支援法対象疾病対策事業を開始し、田村地方にお住いの指定難病を患っておられる方々の福利を重視した取り組みを強化してまいります。

以上の今年度の事業計画は、令和6年3月29日に開かれました令和5年度第五回役員会にて了承されております。

最後になりましたが、看護師不足により現在休診中の田村地方夜間診療所は、田村市の担当課の尽力により十分な人数の看護師を確保し、5月7日より診療を再開いたします。

この間皆様にご不便をおかけいたしますが、不十分な体制での診療が様々な事故につながることもありますことから、ご理解をいただきたくお願いいたします。

田村医師会は、これからも地域の医師の力を結集して住民の皆様の健康と福利のために活動してまいります。

今後も田村医師会に皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。