2022/01/11
2022年を迎えました。
年末年始には久しぶりに帰省したご家族と過ごされたという方も多いと思います。
ちょうど2年前の新年から私たちは国内外での新型コロナウイルス感染症流行という事態に遭遇し、それからの第一波から第五波までの感染拡大期を乗り越え、やっと感染者が大幅に減少して、帰省を考えることができる年末年始を迎えることができました。
しかしながら、年明けから報道される新型コロナウイルス感染症の感染の広がりは、確実に第六波が到来したことを告げています。
しかもこの変異種オミクロン株は非常に感染力が強く、短期間にこれまでになく多数に感染が広がっています。これまでの予防行動では十分といえないのかもしれません。
会食時に短時間マスクを外しただけでも感染が広まっています。換気の不十分な室内に一定時間複数の人が滞在するというだけでもリスクがあります。屋内外を問わず人混みにはリスクがあるといってもオミクロンに関しては過言ではないでしょう。
習慣になっている手洗い・消毒もさらに頻繁に行い、できる限り多人数で会食することを避け、職場・教室・複数の人が使う場所の消毒・換気は十分に実施しましょう。
家族や職場の同僚、接触するすべての人たちに感染リスクを負わせるような事態を防ぐためには、少しでも症状がでたら医療機関を受診することです。
ただの風邪と思われるような症状であっても陽性反応がでています。ですから、ご自身でもご家族でも、症状に気が付いたらすぐに医療機関の受診を第一の選択肢にしてください。
早期の診断と迅速な対応で、地域の感染拡大を防ぎましょう。
デルタ株に比べて重症化する人が少ないという報道もありますが、それが油断を招き、多くの人が感染すれば、すでにいくつかの都市で起こっているような医療崩壊につながり、さらに社会的な各種のサービスに支障をきたすことも考えられます。
今こそ、大事なご家族やかけがえのない地域社会を守るために、正しい行動をとりましょう。
また、このオミクロンは小児にも広がる傾向がありますから、高熱などの紛らわしい症状を回避するために、可能ならこれからでもインフルエンザワクチンを接種しておくことを視野に入れてください。受験生の場合も同様です。