平成19年4月1日より医療法人慶信會石塚医院となりました私どもの医療機関の歴史は、祖父不二雄が郷里である現在の田村市滝根町広瀬に開業致しました石塚醫院から始まります。祖父不二雄は現在の東京慈恵医科大学を卒業後、東京で軍医として奉職したのち帰郷して開業、地域医療に携わっておりましたが結核を患い昭和19年に早逝。父一雄は旧制第二高等学校・旧帝大の東北大学医学部卒業後助教授として奉職ののち宮城県内の保健所長、病院長を務め昭和36年故郷にもどり現在の場所（田村郡小野町）に開業いたしました。私は磐城高等学校・東北大学医学部を卒業し東北大学医学部附属病院勤務（助手）後、米国留学（ワシントン大学・テキサス大学）とその後のテキサス大学医学部大学病院勤務（准教授）の約10年を米国で過ごし、その後平成6年に大腸がんで亡くなった父の後を受け同年に医院を継承し現在に至っております。
この間平成22年4月から福島県医師会理事として、平成23年4月から田村医師会会長としての重責を担わせていただいております。
現在も交流のある米国および各国の研究現場の先端医療や治療薬開発現場の様々な知識、さらに内科専門医そして産業医としての資格を生かし、さらなる研鑽・修養をかさねながら、真に郷里の人々のためになる医療を提供すべく邁進してまいります。各都市部のように多くの医療機関が存在し受診者が専門分野の医師を選べる地域とはことなり、本県特に田村地域では、かかりつけ医師というものの役割が大きくならざるをえません。かかりつけ医師としての私の願いは幼い方から高齢の方まですべてに「心身ともに健康な日々が長く続くこと」です。
地域の人々に少しでもよき医療を提供するために大学病院をはじめ各病院・診療所との連携を深め、患者さんたちとこの目的を共有してともに努力していく毎日を得難く貴重なものであると考えます。一緒に頑張ってこの貴重な一生を健康に歩んでいきましょう。

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